風疹の特徴

風疹ウイルスによる感染症です。自覚症状のない人から、重症化まで個人差があり、似ている症状の病気がいくつかあるため注意が必要です。発熱、発疹、リンパ節の腫れの3兆候が見られないこともあり、病院での診断が必要です。発疹出現の前後1週間は感染力がありますが無症状で経過することもあるため知らない間に感染を広げていることもあります。

流行の時期

流行の時期:春から初夏に流行しますが、最近では冬に流行するなど不規則になってきています。地域ごと、3~5年、10年など周期的に大流行することがあります。
流行の時期
流行の時期

病院受診をすべき症状

主な症状は、発熱、発疹、リンパ節の腫れです。約半数の人に38度前後の発熱が起こります。耳の後ろや首などに小指の先程度の大きさの痛みを伴うしこり(リンパ節の腫れ)が見られます。淡いピンク色をした細かい発疹が顔から全身に広がっていきます。のどの痛みや結膜炎、咳、頭痛、軽いかゆみが起きることもあります。治療のための特効薬はありませんが症状に応じた治療が必要なため受診しましょう。

感染経路

主な感染経路は2つです。
飛沫感染→感染した人のくしゃみや唾液などに含まれているウイルスからの感染 接触感染→ウイルスが付着したものに触れた後、口から入ることで起こる感染 また、妊娠中に感染すると胎児感染を起こすことがあります。

潜伏期間

2~3週間

病児保育中のケアの
ポイント

風疹を疑う症状が出た場合は病院を受診しましょう。安静にし、こまめに水分を摂るようにします。発熱が続く、水分摂取が出来ない場合は点滴が必要です。加湿器を使い、室内の空気が乾燥しすぎないようにします。小学校の高学年以上で感染すると症状が重くなる傾向があります。頭痛や関節痛、皮下出血・内出血などが見られたらできるだけ早く受診する必要があります。

医師からのコメント

15~30%は無症状で経過する一方で急性脳炎や、血小板減少性紫斑病などの重症化例もあります。成長するにしたがって症状が重くなる傾向があります。また、妊娠中に感染することで胎児への影響「先天性風疹症候群」を起こすことがあるため子育て中のお母さん自身も感染しないように注意する必要があります。症状の似ている病気や感染症がいくつかあるため鑑別のためにも受診をおすすめします。