おたふくかぜ

おたふくかぜの特徴

おたふくかぜウイルス(ムンプスウイルス)による感染症です。片方、または両方の耳下腺が腫れてきます。はっきりとしたしこりが分からず、家族や周囲の人が気づく程度の腫れのこともあります。発熱もある人とない人がいます。症状の出現の程度は個人差があり、症状がほとんど現れないこともあります。耳下腺が腫れる病気は他にもあるため、周囲で流行しているかどうかが判断の目安になります。

流行の時期

流行の時期:以前は初冬から春にかけて流行していましたが、現在は一年を通して発症します。
流行の時期
流行の時期

病院受診をすべき症状

主な症状は、耳下腺の腫れです。両方、または片方の耳下腺が腫れます。のど周囲の痛みや、飲む込み時の痛みなどがあります。38度前後の発熱が出ることもあります。約3割の人は感染しても無症状で経過しているため周囲で流行した場合は注意する必要があります。無症状の期間でも感染力があるため周囲に感染を広げないためにも診断が必要です。

感染経路

主な感染経路は2つです。飛沫感染→感染者の咳やくしゃみ、唾液などに含まれているウイルスからの感染 接触感染→ウイルスが付着したものに触れた後、体内に入ることで起こる感染

潜伏期間

2~3週間
潜伏期間も感染力を持っているため周囲に感染を広げてしまう傾向があります。

病児保育中のケアの
ポイント

非常に強い感染力を持っています。感染しても約3割が無症状で経過するため。周囲で流行している場合は注意する必要があります。基本的には症状に応じたケアを行います。発熱や、痛みなどで水分摂取ができない場合には点滴などの対応が必要となります。腫れや痛みのある期間の入浴は控えましょう。血流がよくなることで症状が強く出現することがあります。

医師からのコメント

一般的には軽症から~無症状で経過しますが、まれに重症化、合併症の発症があります。強い頭痛や嘔吐(おうと・吐く)がある場合は髄膜炎や脳炎の可能性があり、障がいが残ったり、難聴が起きたりします。死亡例もあるため早めの対応が必須です。予防のためにワクチンが有効です。100%ではありませんが、重症化を防ぐことができます。